前回に引き続き、上海通信(アート&デザイン編)です。
実は、上海の目的はアート&デザイン関係者との意見交換でした。
まず、訪れたのはoffice339を運営されている日本人ディテクターの鳥本氏でした。
office339は、上海を拠点とした、現代アートを扱う上海では唯一の日系アートマネージメント事務所です。上海万博公園彫刻プロジェクト-日本プログラム や UNIQLO SHANGHAI POP CULTURE PROJECTにも関わられており、上海で現代アート関係のベンチャー企業代表ですね。
そんなoffice339は、ギャラリーを兼ねたオフィスのある威海路696にあります。
威海路696は、上海の繁華街、南京西路から徒歩圏内、かつてはイギリス租界であったそうです。アヘン巣窟であったといわれるその敷地には、今では若手アーティストたちのアトリエが集中していて、M50のようなバリバリの観光地というよりも知る人が知っている場所のような印象を受けました。
これが、入り口です。
入ってすぐ左らへんい鳥本さんのオフィスがあります。
この時初めて知ったのが、日本でサイズを表すのに使う号とは日本だけのようです。
一緒にパシャリ。

威海路696の中は、いたるところにクリエイティグな雰囲気を感じさせてくれます。

たまたまオープン直前のドイツ人ギャラリーにもお邪魔させていただきました。
翌日レセプションだったそうですが、北京に出発するため無念。。
帰ろうとしていたら、Vougueの撮影をやってました。

全然報告でもないのですが、もし興味あったら直接お話します。
結論は、日本人アーティストは世界で自分を売り込む手段をもっと身につけるべきであり、
大学もアーティストとして食べていけるような方法まで教授するべきですね。
もう一方のデザイン視察ですが、日系のデザイン会社を訪問させていただきました。
一つ大きな驚きは、デザイン費用の高騰。。。
上海というよりも、中国というと多くの方が人件費が安く、大量に生産できると感じていると思います。実は、僕もその一人でした。
一方、中国における上海などの沿岸部の人件費が高騰していくことにより、
ベトナムやインドネシアなどに従来の移行しているようです。
実は、デザイン業界も価格が急速に高騰しているようです。
純粋な現地企業とは別ですが、1Pあたりのカタログなどのデザイン費用は
かなり高騰していて、日本と同じような気がします。
つまり、人件費は安いのに、デザイン費用は高い。
そして、物価の高騰がおきているようです。
中国は、生活レベルを落とせば楽に暮らすことが出来ますが、日本と同じような生活を望めば
日本以上のお金を稼がなくてはいけないようです。
上海の今後はいろんな意見がありますが。
僕は楽しみにしています。
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